ピンククリスマスイブ(街はねずみいろ、恋はみずいろ)

2009年12月23日

思い出はそのままで。

 昨日の夜、久々に夏子から電話。あれこれ話す。夏子は高校生の頃の下宿先で隣の部屋だった同級生だ。
 高校時代のわたしは、「地震」にも動じず、椅子の上に正座して勉強していたとか、言われた。え?そうだったのか?わたし、高校時代勉強してる記憶ってあんまないんだけどなー。夏子の目にはわたしは努力家に映っているらしくビックリ!成績は夏子のほうが良かったんだけど(笑)わたしって一体・・・やっぱバカなのか?
 夏子はかわいくおしゃれで、高校時代からモテていて、常に彼氏がいた。しかし叶わぬ恋もあった。3年生の頃、大好きだった年下の男の子がいたのだが、夏子は、彼に3回も告白をし、3回ともフラれた。高校時代、そして卒業してからもだ。もうあれから10数年だ。それはかなり切ない思い出として心に刻まれた。しかし・・・
 それがなんと、つい最近、友人のサプライズによって再会を果たしたというのだ!ぎゃーーー!それだけでもドキドキなのに、彼はこう言った。「俺実は、夏子さんのこと好きだったんだけど、部活の先輩が夏子さんのことが好きで、仕方なく身を引いたんです・・・いや、俺、何であの時・・・ああ、何で俺・・・」と繰り返す。きゃーーーー!そんなことが!そんなことだったのね!青春って何て甘酸っぱいんでしょう。
 彼は後悔しているかのように話す。そらーもう、夏子だって昔大好きで叶わなかった相手だもの気持ちは燃え上がる。
 わたしは、電話口で大騒ぎ。夏子は独身。わたしは、期待を込めて、「え、ででで、それで、どうなったの?!」と詰め寄ると・・・
 なんと彼の方が既婚であった・・・。
 そりゃだめだーーぁーーー。一気にテンション下がる。割り切れるほどの気持ちの大きさでもなけりゃー、先に進めば泥沼になることは目に見えている。今の喜びや驚きやドキドキを優先させて幸せになることはあり得ない。
「だからね、そう思ったからね、連絡先交換とかしなかったよ」と夏子は言った。エライ!!お互いの想い出や今この現在に傷をつけずにいるための切ない選択だ。そして、こころに秘めた切なさを持って人生を送るっていうのも素敵なことなんじゃないかと思った。
 そ・れ・に・し・て・も!! もっと早く言ってくれよー!って感じだけどね!オイラたちもう30過ぎてんだぜ。
 ああ、ガラスの十代。。。

gofuchudiary at 14:36│Comments(0)TrackBack(0) 日々 

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