2008年04月
2008年04月29日
ここ数日の出来事
ここのところ、珍しく連休の夫と外出が続いていた。花粉が落ち着いてきたからわたしも安心して空気が吸えるというものだ。洗濯も外干し解禁には少々勇気がいったけれど、干してみたら乾燥の速さと質(!)に感激した。
先日は、夫のリクエストで武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の「五味太郎作品展・絵本の世界」を観に行った。美術館という空間は特殊だ。日常との隔たりを感じる場所。何か、そこに居る間は時計がないような気がする。たとえば夢。夢を見ているわたしは確かに眠っていて、その間に時計は進むのだけれど、夢を見ているわたしはその夢の中で時間を刻まない。時計という概念がない。もちろん、ツールとして登場するかもしれないが、それは意味をなさない、ということ。何か、美術館で作品を観ているときはいつも、その「夢」のように時計がない、気がする。別の空間。別の時空。それで、出るときには当たり前に時間は過ぎている。竜宮城時間短縮バージョン。
その後、ちょうどアフタヌーンティーの時間に紅茶専門店ジークレフの新しくオープンしたばかりのティーサロンに行ったわけだ。世の中広しスコーンはいろいろあるけれど、これほど理想的なスコーンに出合ったのは本当に久々だった。過去に感激した札幌の、今はなき「CREAMTEA」以来だ。紅茶も美味しくて幸せ。ポットティーとスコーンを2人分置くにしては、テーブルが狭かったけれど、味には大満足。待ち時間が長かったので、今度は平日にまた行きたいな。
その日はいったん家に帰り、夕飯を食べamazonからの荷物を受け取り、21時くらいに今度は西国立の古本屋へ行った。そこに行くと2人はすぐに別行動となり、毎回1時間ぐらいはあれこれ物色して、偶然会ったときにタイミングによってはそれぞれの戦利品をレジに持っていき、帰ることとなる。
我ながら、我々ながら、というべきか、いずれにしてもこんな夜遅く、電車に乗って古本を買いあさりに行くなんて、尋常じゃない。病気の域だ。
その次の日は、午後から聖蹟桜ヶ丘に出かけた。こちらでも本屋古本屋を少し巡ったけれど、特に目ぼしい本に出合えなかった。アンテナが弱い。同じ場所でもびんびんに引っかかるときと、鈍くまったく引っかからないときがあるのはどうしてか。今回に限っては、夫は、少し前に食べたアイスクリーム屋からおかしくなったと言う。
このアイスクリーム屋さん、わたしたちを担当してくれたのは、たぶん入ったばかりのバイトの若い女の子で、わたしたちが注文したものよりもお得だと、自らオススメしてくれたはずのアイスのサイズを間違え、付随して会計を間違えて、それを指摘すると他の店員にどうしたらいいのですか?と聞き、答えを待つ間に、作り直せばいいんですよね、と言い、今あるアイスを捨て、新しいアイスを作り直す、すると先ほどわたしが渡した1000円札のことはすっかり忘れて、レジの前でこちらはお釣待つ、相手はこちらからのお金を待つ、といった具合に完全にかみ合わず、狂った歯車が廻り続けた。その間、先に出来て夫に渡していた間違ったサイズのアイスを夫は食べながら私を待っていて、しかもぐっちょぐちょに溶けて手にべっとりチョコレートアイスが絡みついて大変なことになっていた。わたしがレジから戻ってこないことを気にかけつつアイスと格闘して完敗していたのだ。それを横目でわたしもアイスを食べ、何かさきほどの、彼女の一連の動きを思いかえし、原因の結果でまた原因を生み、またその結果が原因になってしまう、という悪循環をこの眼でじっくりと見たのだと思った。
気をつけよう。
確かに、あの場面からどっと疲れが出て目がかすんできたような気がする。
2連休はこうして終わった。
外食もして少し胃が疲れたようなので、今日は玄米を食べるとする。
先日は、夫のリクエストで武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の「五味太郎作品展・絵本の世界」を観に行った。美術館という空間は特殊だ。日常との隔たりを感じる場所。何か、そこに居る間は時計がないような気がする。たとえば夢。夢を見ているわたしは確かに眠っていて、その間に時計は進むのだけれど、夢を見ているわたしはその夢の中で時間を刻まない。時計という概念がない。もちろん、ツールとして登場するかもしれないが、それは意味をなさない、ということ。何か、美術館で作品を観ているときはいつも、その「夢」のように時計がない、気がする。別の空間。別の時空。それで、出るときには当たり前に時間は過ぎている。竜宮城時間短縮バージョン。
その後、ちょうどアフタヌーンティーの時間に紅茶専門店ジークレフの新しくオープンしたばかりのティーサロンに行ったわけだ。世の中広しスコーンはいろいろあるけれど、これほど理想的なスコーンに出合ったのは本当に久々だった。過去に感激した札幌の、今はなき「CREAMTEA」以来だ。紅茶も美味しくて幸せ。ポットティーとスコーンを2人分置くにしては、テーブルが狭かったけれど、味には大満足。待ち時間が長かったので、今度は平日にまた行きたいな。
その日はいったん家に帰り、夕飯を食べamazonからの荷物を受け取り、21時くらいに今度は西国立の古本屋へ行った。そこに行くと2人はすぐに別行動となり、毎回1時間ぐらいはあれこれ物色して、偶然会ったときにタイミングによってはそれぞれの戦利品をレジに持っていき、帰ることとなる。
我ながら、我々ながら、というべきか、いずれにしてもこんな夜遅く、電車に乗って古本を買いあさりに行くなんて、尋常じゃない。病気の域だ。
その次の日は、午後から聖蹟桜ヶ丘に出かけた。こちらでも本屋古本屋を少し巡ったけれど、特に目ぼしい本に出合えなかった。アンテナが弱い。同じ場所でもびんびんに引っかかるときと、鈍くまったく引っかからないときがあるのはどうしてか。今回に限っては、夫は、少し前に食べたアイスクリーム屋からおかしくなったと言う。
このアイスクリーム屋さん、わたしたちを担当してくれたのは、たぶん入ったばかりのバイトの若い女の子で、わたしたちが注文したものよりもお得だと、自らオススメしてくれたはずのアイスのサイズを間違え、付随して会計を間違えて、それを指摘すると他の店員にどうしたらいいのですか?と聞き、答えを待つ間に、作り直せばいいんですよね、と言い、今あるアイスを捨て、新しいアイスを作り直す、すると先ほどわたしが渡した1000円札のことはすっかり忘れて、レジの前でこちらはお釣待つ、相手はこちらからのお金を待つ、といった具合に完全にかみ合わず、狂った歯車が廻り続けた。その間、先に出来て夫に渡していた間違ったサイズのアイスを夫は食べながら私を待っていて、しかもぐっちょぐちょに溶けて手にべっとりチョコレートアイスが絡みついて大変なことになっていた。わたしがレジから戻ってこないことを気にかけつつアイスと格闘して完敗していたのだ。それを横目でわたしもアイスを食べ、何かさきほどの、彼女の一連の動きを思いかえし、原因の結果でまた原因を生み、またその結果が原因になってしまう、という悪循環をこの眼でじっくりと見たのだと思った。
気をつけよう。
確かに、あの場面からどっと疲れが出て目がかすんできたような気がする。
2連休はこうして終わった。
外食もして少し胃が疲れたようなので、今日は玄米を食べるとする。
2008年04月23日
大江戸線沿線の旅
急に、もんじゃが食べたくなって、月島へ行ってきました。写真は、もちチーズ明太子。もんじゃといえば、わたしはこの組み合わせが好きです。
せっかく都心に進出したので、東京タワーに行くことにしました。
何でかって?新東京タワーが出来たら、古いほうは無くなってしまうかもしれないから。本当のところはわからないけど、たまにはベタな観光も楽しいものです。
大江戸線で移動をして、タワーに着いたのだけど、やっぱり夜景が見たいので、時間を潰すために浜松町まで歩いて、そして海へ。
レインボーブリッジを眺めながら、しばらくベンチでのんびりしていました。海を久しぶりに見た気がします。
少し歩き疲れたのでお茶休憩。
店内の照明が暗めなので見えづらいけど、これは、スコーンと本日の紅茶(ストロベリーバニラフレーバー)。夫はコーヒーを注文。
そのあと、世界貿易センタービルの中にある地域最大級の本屋さんへ行って、日が暮れそうな頃に再び東京タワーへと向かいました。
みんな、太陽が沈む瞬間を見ています。何だか幻想的。
日が沈んでから、更に上にある特別展望台へ行きました。当然ですが、スペースが狭くなって、何となく空気も薄いような気さえして、ちょっと怖い。
今いる、この小さな箱。この場所は地上何百メートル?その位置を思うと頭がクラっとしてきます。
だけども、この美しい光。
高いところから、こういった景色を眺めるといつも思うのですが、この窓1つ1つに人生があるのだなーって。泣いたり、笑ったり、恋愛したり、失恋したり、家族がいたり、1人暮らしだったり、不幸だと思ったり、幸福だと思ったり、生まれたり死んだりして。あのお店でお酒を飲んでいる人、こっちの部屋で眠っている人、あのカフェで読書をしている人、あのオフィスで仕事をしている人、それぞれの生活はそれを送る人の主観で成り立っていて、他の人には絶対に見えない視点なんだな、と。だけれども、同時にそれはわたしであり、あなたであり、すべてを含んだ世界、というか宇宙というか、それは1つであって、わたしなのだ、と、こんな気持ち、伝わるかな?
何か、そういう宇宙としてのわたし、という視点になるのです。
このあと、また大江戸線に乗って、懐かしの東中野へ移動しました。
東中野は10年近く前にわたしが住んでいた街で、当時美味しいと思っていたラーメン屋があるのです。そこへ夫を連れて行こうと思ったのですが、なんと定休日でした。仕方が無いので、当時わたしの住んでいたマンションを夫に見せて(わたしが住んでいた部屋のベランダには男物らしき洗濯物が干されていました)、その場で見つけた駅近くのラーメン屋に入りました。
調子に乗ってライスまでたいらげ、今日歩いた消費カロリーは全て補給されたと言ってもいいでしょう(泣)!
満腹になると疲れが噴出して、帰りの中央線が地獄のように感じました。
決して交わるはずのない、現在と過去、が交差して融合して、新たな日々へ生まれ変わっていくような、そんな時間でした。うまく伝えられないけど。
2008年04月19日
こんなわたしでいいかしら?
昨日、府中は結構な大雨。それでも以前から予約していた美容室へ向かうため、夫と2人で府中駅までやって来た。まだ少し時間があったので本屋さんへ立ち寄る。夫が立ち読みをしている間にわたしは、ちょっとトイレに行く。そこは、トイレが2つしかなくて、1つはすでに埋まっていた。なので、否応なしにもう1つの個室へ入って鍵をかけたわけだけれども、入った途端に後悔した。
便器の中にウ○コがべったりと、本家本元が流されたにも関らず、家来たちが、これが見事に引っ付いてこちらを見張っているではありませんか?!ここで引き返そうかとも一瞬思ったのだが、何やら音から察するに、個室の外にはすでに新たな待ち客の気配・・・。
このまま出たら、絶対わたしのせいにされる!
わたしがやったと思われる!
ここは腹をくくるしかない、と思い、わたしは何度も何度も水を流し続けた。
そして、あっ!と気づく。
その、何度も何度も水を流す行為自体が、それをやったと思われるじゃないのよ?
いや、これはわたしのウ○コじゃなくてですね、あのー、最初っからあったものをわたしが懸命に流しているのですよ!!と後の人に伝えたところで、余計に変な顔をされるだろう。
絶体絶命!!ピンチです!
これは、便器がピッカピカになるまで流し続けるしかない。と覚悟を決めて頑張った。
やっと家来が観念してか、流れて居なくなった。
そして勇気を出して外に出る。やはり人は並んでいて、すぐに他の人が入って行った。ちゃんときれいにしたので、わたしは堂々と外へ出る。
すると夫がトイレの前で待っていた。
この戦い抜いたわたしの勇姿を報告しよう!わたしは意気揚揚と進む。
二人で、駅ビルから外へ出て階段を下りる。まだ雨が強かった。
わたしは夫にこの話を早く聞いてほしくて言った。
「今ねー、トイレ入ったでしょ?そしたらねぇー、トイレにねー
ウンk・・・
と口にした瞬間・・・何が起こったか?!
足元がズルっとすべり、夫の必死の救助にも関らずわたしは、転倒。右尻の下あたりを強打!!
痛いっ!痛ーい!痛いーーーーー!!!!!
そのあとを何気ない顔、何も見ちゃいませんぜ顔で降りて来る、スーツのおじさんや、若い男の憎たらしいこと憎たらしいこと!
それでも痛みが少し治まるとわたしは、さっきの話を夫に話して聞かせた。でも夫は、こんなに痛い思いまでしても、その話をしたいというわたしの根性に笑っておりました・・・。
家に帰ってジーンズを脱いでみると、もんのすげー、それはもう、立派な青あざがしっかりと、そこに出来ておりました。
もうー、泣きそう!!
今、わたしが何か間違って死んだら、このアザがあまりに不自然で、うちの夫がDV夫だったということになってしまいそう。そんなことを考え、夫の今後の人生が心配です。
というか、自分の心配したほうがいいよ、って?
ですね。
便器の中にウ○コがべったりと、本家本元が流されたにも関らず、家来たちが、これが見事に引っ付いてこちらを見張っているではありませんか?!ここで引き返そうかとも一瞬思ったのだが、何やら音から察するに、個室の外にはすでに新たな待ち客の気配・・・。
このまま出たら、絶対わたしのせいにされる!
わたしがやったと思われる!
ここは腹をくくるしかない、と思い、わたしは何度も何度も水を流し続けた。
そして、あっ!と気づく。
その、何度も何度も水を流す行為自体が、それをやったと思われるじゃないのよ?
いや、これはわたしのウ○コじゃなくてですね、あのー、最初っからあったものをわたしが懸命に流しているのですよ!!と後の人に伝えたところで、余計に変な顔をされるだろう。
絶体絶命!!ピンチです!
これは、便器がピッカピカになるまで流し続けるしかない。と覚悟を決めて頑張った。
やっと家来が観念してか、流れて居なくなった。
そして勇気を出して外に出る。やはり人は並んでいて、すぐに他の人が入って行った。ちゃんときれいにしたので、わたしは堂々と外へ出る。
すると夫がトイレの前で待っていた。
この戦い抜いたわたしの勇姿を報告しよう!わたしは意気揚揚と進む。
二人で、駅ビルから外へ出て階段を下りる。まだ雨が強かった。
わたしは夫にこの話を早く聞いてほしくて言った。
「今ねー、トイレ入ったでしょ?そしたらねぇー、トイレにねー
ウンk・・・
と口にした瞬間・・・何が起こったか?!
足元がズルっとすべり、夫の必死の救助にも関らずわたしは、転倒。右尻の下あたりを強打!!
痛いっ!痛ーい!痛いーーーーー!!!!!
そのあとを何気ない顔、何も見ちゃいませんぜ顔で降りて来る、スーツのおじさんや、若い男の憎たらしいこと憎たらしいこと!
それでも痛みが少し治まるとわたしは、さっきの話を夫に話して聞かせた。でも夫は、こんなに痛い思いまでしても、その話をしたいというわたしの根性に笑っておりました・・・。
家に帰ってジーンズを脱いでみると、もんのすげー、それはもう、立派な青あざがしっかりと、そこに出来ておりました。
もうー、泣きそう!!
今、わたしが何か間違って死んだら、このアザがあまりに不自然で、うちの夫がDV夫だったということになってしまいそう。そんなことを考え、夫の今後の人生が心配です。
というか、自分の心配したほうがいいよ、って?
ですね。